私は看護師で血液のガンの病棟で働いています。
主な患者さんはいわゆる白血病やリンパ腫です。
この病気は原因不明なものがほとんどです。
そして子供からお年寄りまで幅広い年代の方が入院されています。
もちろん治療で良くなる方もいますが、亡くなる方もいます。
私も何人もの患者さんを見送ってきました。私より若い患者さんもいます。
原因不明である以上、私だって患者の立場になる可能性は決してゼロではない。
これはいつも感じています。
死が近づいてくる中で、私はこの患者さんやご家族に何ができるだろう。
せめて最期は、患者さんやご家族ができるだけ好きなことをできるようにできたらいいな・・・(緩和ケア施設では病棟とは異なり、面会時間や人数が自由だったり、お酒やペットの面会などがOKなところもあります。)
そう考え、今後は緩和ケアを勉強してみようかな、と漠然と思っていました。
でも、私は思い当たったのです。
今、私がもし余命宣告をされたら・・・
夫は優しいし、かわいい子供にも会えたし、それは満足している。
でも、何かを思いっきり頑張って楽しみ尽くしてやりきった!という達成感を、私はまだ味わってない。
死の間際に緩和ケアを受けるだけじゃなく、元気なうちに精一杯今ある「生」を満喫したいし、他の人もそうであってほしい。
私がコーチングを受けて「自分の本当にやりたいこと」に気づいたように、精いっぱい頑張れる「何か」を見つける手助けをしたい。
もちろんどんな状況であれ、死の間際に「もう満足!十分生きた!」なんて思えるものではないのかもしれません。
でも、本心はわかりませんが「あーもう好きなことしたし思い残すことないわ。」と言う方々がいたことも事実です。
私はその言葉を信じたいし、そう言ってあの世へ行けるのって一番の幸せだと思うのです。
まずは、7月からのコーチングスクール、精一杯がんばります!!
コメント
どうもーカズナリでーす!
決意が伝わってきます!
私もコーチングスクール受講したかったんですけどねー、自分の時間が22時~しかあかないしーで断念しましたので、
よんよんさんの取り組み楽しみです!
カズナリさんこんにちは!コメントとっても嬉しいです。
お忙しい中なかなか時間を見つけるのは難しいですよね・・
ここで細々と挑戦を続けていきますので、楽しみといっていただけると勇気がもらえます(笑)
ありがとうございます!
カロリーナと申します。現場のナースの方からの素敵な記事!ありがとうございます。
「あーもう好きなことしたし思い残すことないわ。」と言う方々がいたことも事実です。
この言葉いただいて、とても嬉しい。私だけじゃないんだな、こう思って人生を終えていくがん患者さんがいらっしゃるんだな!って。
私はまだ生きていますが(笑) 結構その心境わかります。人生楽しんだからな~。
でもまだやり残してること山のようにあるので(最上持ち?)、まだまだ生きまーす。
カロリーナさん、見ていただいて嬉しいです。
コメントもありがとうございます。
私患者さんとお話するのが好きです。
身の上話や、治療の不安、退院したらやりたい事とか夫の愚痴とか笑 私も子育ての相談にのってもらったり。
もちろんシリアスなお話も。
そういうお話を聞きながら患者さんの表情を見ていると、どんな人の人生も映画のようにカラフルでドラマチックで、本当に素敵だなーと思っています。
毎日色々考えたり悩んだり、美味しいものを食べたり家族とくつろいだり働いたり、そういう日常こそかけがえのないものなんだと感じます。
カロリーナさんの文面からは、みなぎるパワーと情熱と、毎日充実しているんだろうなぁという日々のきらめきとか喜びみたいなものが伝わってきます。
闘病生活はいろんなエネルギーをたくさん必要としますよね。
無理をなさらず、ぜひカロリーナさんの心地よいペースで毎日をエンジョイされ続けることを心から応援しています。